著者名:楠山正典
ジャンル:心身
発売日:2025/1/8
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書籍概要
なぜか、『自分を変革できる』と信じている人は、そう多くはない。
それは、人間のもつ無限の可能性を知らないだけかもしれない。
挫折する人の多くは、成功に近づいているにも関わらず、途中で諦めてしまう人だと言われている。
ましてや、挑戦もしないで、初めから諦めてしまうことほど、もったいない人生はない。
この本の目的は、自分の才能の芽に気づいてもらうことにある。
それは、自分という土台の上にしか、確かな幸福は実現できないからだ。
誰であれ、無限の可能性を秘めた『こころ』を理解することができれば、個性や才能は、必ず開花する。
一方、どこで暮らそうとも、「世界が平和でなければ、個人の幸福は実現できない」という厳しい現実がある。
いずれにせよ、自分を信じる心の強さが、本来の人間力を発揮できる唯一の道であり、すべての問題の解決につながっている。
この本で探求した主な論点を以下に示す。
《 Ⅰの部 心の世界 》
誰もが望む真の幸福とは、人生を自在に生きること、人生を心から楽しむこと。それを可能とする力を自分自身の『こころ』に蓄えることにある。
現実の社会では、何を善と考え、何を悪と考えるかは、人々の主張により形成される。ゆえに、平和な社会は、誰もが、「何が善か」を哲学する時代の到来にある。
時間を極めると、この一瞬の心に、過去も未来も含めた人生のすべてが凝縮されている。
空(くう)という考えは、西洋哲学にはない。これが理解できれば、誰もが思考の視野を広げることができる。
そして、人間の素晴らしさ、自分の可能性を開花させるために、『こころ』を理解する。
《 Ⅱの部 心と身体 》
身体が不調であると心が安定を失い。心が定まらないと身体も活力を失う。この問題をどう克服すべきか。
見かけ上は、健康と病気は、明らかに異なるが、本質的には切り離すことができないだけでなく、一体として健康と病気のリズムを奏でている。
《 Ⅲの部 人間性の探究 》
誰もが望む民主主義の国では、個人の幸福と国家の繁栄が、必ず一致する。それは、独裁者の権勢に怯えて暮らす社会主義でもなく、勝つことが正義とされる資本主義でもない。
現代社会の混迷は、社会制度にあるのではない、哲学すること、祈ること、道徳を守る心が薄れたことに、その根本原因がある。
《 Ⅳの部 個人の尊重と国家 》
その一歩は、自分を尊重することから始まる。自分を大切にできない人には、他者を尊重することはできない。
考えるまでもなく、世界平和の礎は、すべての人間が、個人を尊重し合うことにある。
《 Ⅴの部 自分らしく生きる 》
誰であれ、幸福になるためには、自分を肯定し、自分に自信をもって生きることだ。他者と無意味な比較をして、劣等感に苦しむことほどムダなことはない。
いずれにせよ、自分らしく生きたとき、個性や才能は開かれ、希望に輝く人生を歩むことが可能となる。
著者紹介
楠山正典 くすやま まさのり
1951年生まれ
公認会計士としての実務経験を活かし、様々な支援活動を体験しながら、子どもが感動する本の執筆活動に専念している。
そのエッセンスは、物事をより深く理解することにより、自分に自信をもって生きていける力をつけることにある。
( 略 歴 )
1976年 公認会計士試験に合格、監査法人トーマツに入所。
1992年 パートナーに就任、多くの上場会社やNGOなどの監査責任者を担当(2012年退職)。
( 著 書 )
2024年「英語なんかこわくない」、2023年「ここから始まるコミュニケーションの世界」などがある。