書籍概要

女性僧侶の描く”ノンデュアリティ”の世界を伝えるための恋愛小説。

”ノンデュアリティ（＝非二元）”とは二元に非ず＝元となる二つがない、つまり「私」も「私以外」もない、絶対一元、ゼロポイントフィールドとも呼ばれる世界。

偶発的にその世界を知ったら――
”それまでくっついて離れなかった苦悩が消えていた”、”初めてお釈迦様の言葉が腑に落ちた”という著者の実体験を、本書は感情移入しやすいであろう恋愛小説という形で追体験へといざないます。

小説の舞台は、過去世の感覚が日常にある朝鮮半島。
時代背景は、仏教が息づいていた百済王朝時代。
この物語を通して、どうしようもない苦しみ（最も愛する人を失った時や不可抗力の事態が起きた時など）の救いの領域、”究極の愛”ー真の静けさ、安らぎがあることを伝えます。

本書構成
第一章「恋慕」
第二章「浮沈」
第三章「導き」　　（非二元体験までの布石）
第四章「明かされた世界の秘密」　　（非二元体験により知り得たこと）
第五章「智慧」　　（知り得たことからの学び）
・世界の実相
・世界の実相”全体”が感じられない訳
・世界の実相”全体”に触れるには
・世界を知ったその先
～世界に還る～
～慈愛へ～

著者紹介

草野妙敬（くさの・みょうけい）
1974年　東京都日蓮宗寺院に次女として生まれる。現在　群馬県　大法院住職。師父の遷化に伴い住職継承のために38才で出家。出家以前は主婦。チベット体操インストラクター、マナ（古代ハワイアンの英知）カードセラピスト。二児の母。
”もともと救われている”という実感から内なる平和をもたらす仏陀の智慧、「世界の実相(非二元)を伝えていくこと」をミッションに日々活動中。