
ジャンル:DX、物流
発売日:2025/7/28
書籍概要
DXで未来を拓く、持続可能な物流へ
物流業界は「2024年問題」をはじめ、ドライバー不足や非効率な現場作業等が深刻化しています。本書は、日本パレットレンタル(JPR)の事例を中心に、輸配送におけるDXの可能性を、物流戦略・企画部門の方々へ向けて分かりやすく解説し、持続可能な物流への変革を促します。
第1章 輸配送DXとは
第1節 輸配送DXの背景
第2節 輸配送DXの目的
第3節 この本で扱うスコープ
第4節 この本で扱う用語について
第2章 JPRが取り組んできたこと
第1節 課題認識
第2節 共同輸送の候補探索
第3節 運賃推定モデルの構築
第4節 コスト最小化を意識した輸送ルート決定業務の省力化
第5節 デポ間輸送の削減
第6節 パレットローディングパターンとその応用
第7節 パレット納品と返却の需要予測
第3章 物流×数学の可能性
第1節 集計と数理的なアプローチ
第2節 AIとは
第3節 サービス開発
第4節 物流×数学の可能性
第5節 商品は競争、物流は共創の時代へ
著者紹介
●検崎朴郎(けんざき・ぼくろう)
日本パレットレンタル株式会社執行役員。RFID推進部、営業部、事業開発部、物流企画部を経験し、現在は物流データのデジタル化・共有化・標準化を推進。社内のデータを分析し、最適化モデルの構築と運用の効率化を実現。社外データを分析して顧客のコスト削減に貢献するなど様々なプロジェクトを手掛けてきた。2019年には日本オペレーションズ・リサーチ学会(以下OR学会):秋季研究発表会の企業事例交流会にて社内の取り組みを発表。
●渡邉安彦(わたなべ・やすひこ)
ITベンダにおいて、SE・コンサルタント・営業・企画を経験し、金融・通信・製造業・流通・物流・文教等の様々な分野においてソリューションを展開。新規ソリューションや事業企画・開発に従事。
日本パレットレンタルでは、AIによる共同輸送マッチング&コンサルティングサービス「TranOpt」を開発・立上げ。AIについては、2023年OR学会にて事例研究賞を受賞、翌年には特許を取得。
現在は、同社のDXソリューション事業の責任者。
●山本広高(やまもと・ひろたか)
株式会社THINCESS 取締役、鹿島興産株式会社代表取締役。物流業界でコンサルティング業務に10年以上携わる。SI事業でのシステムスキルとデータ分析を得意とする。弊社の共同輸送マッチングサービス「TranOpt」開発プロジェクトに参画。本書著者と共に2023年OR学会にて事例研究賞を受賞。
著書に「医の智の会話」、「中小企業の生き残り計画」など複数。