「マルクス貨幣論の哲学」を発売


著者名:田村智明
ジャンル:哲学
発売日:2024/4/16
販売ページ:Amazon

書籍概要

貨幣は人間が考案した便利な道具にすぎないものではありません。
その謎を解く鍵はカントやヘーゲルの難解な哲学にありますが、実はもっと身近にもあるのです。それは裁判官の実践的法解釈のロジックです。
彼らは国会が決めた法律を、理念や趣旨という経験を超越した実践的叡知的主体による立法とみなします。そのような主体は社会的な概念です。貨幣もまた、交換関係を超越した独自の社会的概念によって産出された対象なのです。
このような貨幣の秘密は、私たちが知る真理や本質も社会的産物であるという衝撃的事実を暴露します。貨幣論は、哲学的思考に対しても重大なヒントを与えてくれるのです。
以上のロジックは難解ですが、著者は学者ではなく、元司法試験予備校講師です。したがって本書の解説は、哲学初学者でも充分に理解できるくらいに、徹底的に具体的で平易な表現でなされています。本書は、哲学に興味はあるけど学者の難解な説明にこれまで辟易されていたような方々にこそ、是非とも読んでいただきたい著作です。

著者紹介

田村 智明(たむら ともあき)
1965年生まれ。東京大学教養学部卒。都市銀行に就職し、退職後、平成9年度司法試験に合格。その翌年から、立命館大学大学院文学研究科(西洋哲学専攻)に在籍しつつ、司法試験受験予備校早稲田セミナー(Wセミナー)の講師等として活躍。同大学院単位取得退学後、平成18年に弁護士登録(旧第60期)。その後は日弁連情報問題対策委員会事務局、日弁連憲法問題対策委員会委員などを歴任。
著書には『論文合格答案の基礎』(早稲田経営出版)、『法解釈の正解』(勁草書房)などがある。