「観光市民のつくり方」を発売


著者名:寺本潔
ジャンル:観光、教育
発売日:2024/2/21
販売ページ:Amazon

書籍概要

我が国が欧米諸国と並ぶ観光先進国に成長するためには、多岐にわたる観光の仕事や動向も含む観光事象を肯定的に捉え、観光振興による地域活性化や観光を学ぶことを通して自己の考えを深める教育が必要です。
とりわけ、人口減少と超高齢化に悩む地方においては地域の魅力を価値に換える発想が重要で、子ども時代からの観光の学びにより周囲の大人たちと協働して地域磨きに寄与できる人材の輩出が期待されています。
「観光市民」という造語は衰退するふるさとを元気にするために自分は何ができるのかを考える市民的資質を指す用語として定義し、教育関係者だけでなく旅館や土産物店、交通系等の観光業に従事する方や観光行政(観光協会やDMO)に携わる方、地域振興に関与するNPOの方々、アグリツーリズムやエコツーリズムに関わる方に是非、読んで頂きたい書となっています。
小学生から中高校生に対して実施した出前授業を介して、教材開発した具体的な方法や児童生徒の作文も掲載。
子どもたちが観光振興を志向する姿を周囲の大人たちが知ることで「みんなで観光振興する」といううねり(地域に開かれた教育課程)を起こしていく、ささやかなきっかけとなれば幸いです。

著者紹介

寺本潔(てらもと・きよし)
1956年生まれ。東京成徳大学特任教授・玉川大学名誉教授。熊本大学卒業後、筑波大学大学院修了、同大学附属小学校教諭を経て長年、愛知教育大学・玉川大学に勤務し現職に。地理学、社会科教育学が専門。ちゅうでん教育振興財団評議員や日本地理教育学会評議員、日本観光振興協会人材育成部会委員も務める。前著『観光教育への招待』(澤達大と共編著)ミネルヴァ書房(2016年発行)は観光学術学会及び日本観光研究学会より出版賞を授与された。