「障害のある方と共に働く 人の可能性を拡げるために必要な前提と技術」を発売


著者名:汐中義樹
ジャンル:障害者雇用
発売日:2023/9/19
販売ページ:Amazon

書籍概要

初めて障害者雇用の担当になった人事の方、社内でDE&Iを推進する立場の方、障害者雇用に関心の高い方の必読の「入門書」!

職場にある「障害」を乗り超えるための「仕事の教え方」や「関わり方」といった障害雇用に関する企業課題を、障害者雇用コンサルタントの著者が、特別支援学校元教諭の経験を活かし「教育」の力で解決!

法定雇用率の引き上げにより、企業で活躍する障害者の方も増えています。
障害者の方々が社会や職場で活躍する上で「障害」となっているものは何か?
その1つに、一緒に働いている方々の「どう関わればいいか」「どんな支援があるのか」といった迷いや不安が挙げられます。

本書では「障害とは何か」について基本的な考え方を学んだのち、具体的な「関わり方」や「教え方」について紹介します。「教えるって難しいけど、最高に楽しい」と思った時、真のDE&Iが実現するはずです。

※本書では「障害」とは社会の仕組みによって生み出されているとする「社会モデル」をベースに「障害」を捉えています。それ故、障害種別や障害特性の詳細については言及しておりません。
その上で、「しょうがいしゃ」の表記を「障害者」もしくは「障害のある方」として表現しています。予めご了承ください。 

【目次】
はじめに
第1章:障害者との出会い 
初めての出会い
1人1人違う
障害者は「かわいそう」なのか
知ると世界が広がる、障害理解 
保護者の思いを受け止める 〜関係をこじらせないよう〜
障害受容の問題
自己理解を深めると、他者理解も深まる

第2章:障害者雇用の広がり
 障害者雇用の歴史と最近の動向
企業が抱える課題とは何か
チーム理論から見てみると
ワーク・エンゲージメントとの関連 
〈コラム〉車椅子の子供たちと空手 

第3章:「教える」とは何か 
そもそも「教育」とは何を示すか
教育現場で用いられる指導の原理原則
特別支援学校で大事にされている考え方 〜配慮はしても遠慮はするな〜
大人への「教え方」とは 
〈コラム〉特別支援学校教員座談会 

第4章:障害者とともに働くためにおさえるべき「関わり方・教え方」 
3つの見え方の違い 〜言葉、気持ち、感覚〜
関わり方1「物・環境を揃える」
関わり方2「選択肢で問う」
関わり方3「褒めて関わる」 
教え方1「教えるべきことだけ教える」
教え方2「具体的に教える」
教え方3「分けて教える」
おまけ「教えるより教わる」 
〈コラム〉特別支援学校と特例子会社との探求学習 
おわりに

著者紹介

汐中義樹(しおなか よしき)
株式会社レオウィズ 代表取締役。1978年 広島生まれ。千葉大学教育学部卒業後、同大学院教育学研究科へ進学。教育学修士号取得。大学院を修了した後、小学校教諭を経て、特別支援学校に着任。障害のある児童生徒への指導、若手教員の育成や近隣校への学校コンサルテーションに従事し、教育スキル、コンサルスキルを蓄積する。児童生徒の未来でもある「障害者雇用」という社会課題を知る中で、教員の枠を超えて社会課題解決に貢献したい想いに至り、レオウィズを設立、代表に就任。現在は大手企業を中心に障害者雇用やDE&I推進のコンサルティング、指導員・相談員の方への教育研修を行う。また、地域貢献として特別支援学校と企業をつなぐ「就労支援アドバイザー」も担う。プライベートでは、美容室経営の妻と2人の娘、2匹の猫に囲まれつつ9歳から始めた空手に勤しむ。