「ノーベル経済学賞はとれなくてもかまわない」を発売


著者名:庄司進
ジャンル:経済
発売日:2023/6/8
販売ページ:Amazon

書籍概要

日本人は宗教に関心がない。だから世界は宗教で動いているということをなかなか認識できない。宗教国家アメリカは現代でも世界各地に資本主義十字軍を進軍させている。 
現代資本主義のバックグラウンドはユダヤキリスト教、特にキリスト教の文化だ。キリスト教と資本主義はイコールだ。そして資本主義を分析する経済学もまたキリスト教の影響を受けている。現代経済学は社会の「予定調和」を証明しようとする神学に近い。
 日本人はこれまでノーベル経済学賞を受賞していない。社会科学の分析対象である「社会」が日本には存在しなかったからだ。欧米の「社会」の根底にあるのはキリスト教だ。日本はキリスト教社会ではないから日本人がノーベル経済学賞をとるのは難しい。
しかし普遍性を装う英米型のギャンブル強欲資本主義をまねてもいいことはないし、それを理論的に補強しようとする、やはり普遍性を装う現代経済学に無理に貢献しなくてもいい。 

著者紹介

庄司 進( しょうじ すすむ )
フリーライター
 1952年(昭和27年)仙台市に生まれる。
東北大学経済学部卒業後、国民金融公庫(現日本政策金融公庫)入庫。小企業への融資事務に従事。
公庫定年退職後、2013年(平成25年)から2018年(平成30年)まで宮城県経済商工観光部に期限付職員として勤務、補助金の交付事務に従事した。

著作
『日本の銀行と世界のBANK』 幻冬舎ルネッサンス新書 2013年
『お役所仕事の倫理と論理』 創栄出版 2018年
『危険な思想 ― 狩野亨吉と安藤昌益』 無明舎出版 2018年
『補助金の倫理と論理』 幻冬舎ルネッサンス新書 2020年