「子どもを持つ親に読んで欲しい 日本昔話で学ぶ心のあり方」を発売


著者名:大竹稽、横江一徳、石河法寛、小坂興道、朝雲素純、西田英哲、吉田叡禮
ジャンル:心・考え方、教育
発売日:2022/11/1
販売ページ:Amazon

書籍概要

「金太郎」「笠地蔵」「カチカチ山」「わらしべ長者」「分福茶釜」「花咲か爺さん」
日本昔話を代表する六つの物語から、こどもたちに伝えたい六つの心を、六人の禅僧と哲学者がお伝えします。
小難しい話は一切なし。
禅僧たちのエピソードで心和むことでしょう。あるいは、心のしこりがとれることでしょう。
学校では成績評価され、学校外では習い事に大忙しのこどもたち。でも、こどもたちにとっても大切なのは、「心」ですよね。
禅僧たちは命に触れています。命に育まれる生まれる心には、「成功」とか「評価」など無縁です。
禅僧たちも人間です。容姿に違いがあるのと同じように、心のありようにも、六人の禅僧それぞれの違いがあります。激励する禅僧もいます。しっかりと手を握ることも、そっと背中を押すことも。一緒に泣いて、一緒に笑うことも。
禅僧たちの話を通してあなたの心の様々な襞を感じてください。
実際にお話を聞きに行きたいと思う禅僧に会えるかもしれません。

著者紹介

横江一徳:龍谷大学社会学部コミュニティマネジメント学科でジャーナリズムを専攻し卒業。卒業後、大本山建仁寺の専門道場にて2年3か月の修行を経て養徳院の副住職となる。精進料理や様々な催しを通じて禅を伝える取り組みを行う。花園中学高等学校の宗教科非常勤講師。若い方々が心を養い自分の考えを発言できる世の中を願い日々活動する。
石河法寛:島根県出身花園大学文学部仏教学科卒業神戸祥福寺専門道場にて9年間修行。平成20年より臨済宗大本山妙心寺塔頭大雄院住職に就任。平成21年より平成30年まで花園学園中学校・高等学校にて非常勤講師を務める。
小坂興道:福岡県久留米市の梅林寺専門道場にて修行。平成23年より長慶院の住職に就任。地域、社会に貢献できる寺院を目指し、社会への働きかけや寺院の開放を試みている。東日本大震災以降、被災地支援活動に従事し、その主な活動「わらべ地蔵を被災地へプロジェクト」の代表を務めている。また自死・自殺の取り組みに携わり、認定NPO法人京都自死・自殺相談センターにても活動している。
朝雲素純:愛媛県宇和島市出身。花園大学卒業。妙心寺専門道場にて修行後、縁あって雑華院に住す。
西田英哲:同志社大学法学部法律学科卒業。卒業後は国家公務員となり、10年間勤務の後、妙心寺塔頭退蔵院住職松山英照師につき出家得度。大分萬壽寺の専門道場に掛塔、3年半の修行の後、壽聖院第16代住職となる。趣味は料理と野菜作り。目の前の畑と相談しながら日々の献立を考えるのを、何よりの贅沢とする。
吉田叡禮:花園大学文学部仏教学科卒業。駒澤大学大学院人文科学研究科博士課程修了。博士(仏教学)。臨済宗妙心寺派観音寺住職。10代より熊野や大峰山で修行。20歳で修験道総本山五流尊瀧院において得度し修験道を学ぶ。その後、黄檗宗大本山萬福寺、臨済宗大本山妙心寺天授院(妙心寺専門道場)で禅修行。2007年、臨済宗妙心寺派観音寺住職を拝命。花園大学文学部仏教学科教授を経て、離職後、高野山において真言密教の四度加行を修める。現在、観音寺住職を務めるかたわら、龍谷大学や佛教大学などで非常勤講師として、仏教を教えている。
大竹稽: 哲学者、教育者。2015年に東京港区で「てらてつ(お寺で哲学する)」を開始。小学生からお年寄りまでが一堂に会して対話ができる場として好評を博している。