
ジャンル:小説
発売日:2025/7/10
書籍概要
「なあ、いまの人生に満足しているか?」
気づけば誰かに気を遣い、「本音を飲み込み、無難に生きること」だけがうまくなっていた。でもほんとは、もっとバカみたいに本気だった頃が、俺にもあった——。
パソコンの整理中に見つけた一通のWordファイル。それは、「二十歳の自分が未来の自分へ宛てた手紙」だった。バカで愚かで、驚くほどワガママな二十歳のアイツ。
それでも驕らず、まっすぐ、不器用なほどに努力を重ね、「自分の人生」を懸命に走っていた。
「俺は……誰かが描いた人生を、歩んでいきたいわけじゃない……!!」
二十歳の俺の言葉。
そして、手紙を受け取った二十四歳の僕、片山翔太。
「あの頃の自分に、今の自分は胸を張れるのか?」
「失敗を『しないように』生きる人生が、本当に幸せと言えるのか?」
「他人が導き出した正解をなぞるだけで、お前は100%納得できるのか?」
本書は〝未来の自分へ宛てた手紙〟から始まる、著者・片山翔太の実話をもとに綴ったノンフィクション小説。
「失敗したくない。だけど、成功はしたい」
「ツライ思いはしたくない。だけど、なにかを成し遂げたい」
「今の自分を変えたい。でも、変わる勇気がない」
本当は誰よりもビビりで、弱くて、ネガティブで。
劣等感に押し潰されそうになりながらも、やっぱり〝変わりたい〟
忖度ゼロ、純度100%。嘘も架空も一切なし。
鼻がひん曲がるくらいの人間臭さがプンプンする。
等身大の人間を描いた、リアルな葛藤と再出発の物語——。
過去の失敗に縛られているあなたを。
心のどこかで「このままでいいのか?」と焦っているあなたを。
「変わるのが怖いあなた」の背中を。力強く押し出す、そんな一冊になれば本望です。「未来の自分に手紙を書こう」——と。
著者紹介
片山翔太(かたやま しょうた)
2000年、愛知県田原市生まれ。東海学園大学スポーツ健康科学部卒。
現在は福岡県北九州市門司区に拠点を移し、作家として活動している。
作家を志したのは2024年4月。きっかけはパソコンの整理中、ふと目に留まった1つのWordファイル。〝二十歳の自分〟が、〝未来の自分〟に宛てた手紙だった。
高校野球での大きな挫折、脱サラ後の経済的苦境、ビジネスでの衝突や失敗……。
喜び1割、悔しさ9割。気がつけば、自分への信頼さえ薄れていく中、それでも前に進む力をくれたのが〝本〟だった。現在は、『迷っても、転んでも。何度でも立ち上がる勇気を、物語に託す』をミッションに、日々執筆活動に励んでいる。
本書は、自身にとってのデビュー作。〝二十歳の自分から届いた手紙〟をもとに生まれた、実話ベースのノンフィクション小説である。
不安のなかで、それでも一歩を踏み出そうとするあなたへ——。この一冊が、あなたの一歩になりますように。