「これからどうなる? 日本の電力とエネルギー」を発売


著者名:岩月輝希
ジャンル:エネルギー・電力
発売日:2022/5/12
販売ページ:Amazon

書籍概要

あなたの生活を変える電力・エネルギー大変化が始まりつつある!10年後、30年後を見据えて、いま知っておくべきことを全てこの本に詰め込みました!
現在はエネルギー新時代への分岐点にあります。日本の電力は大量の化石燃料に支えられていますが、これからの30年で化石燃料、原子力、様々な自然エネルギーの割合を大きく変えていく必要があります。
ちまたのニュースでは、地球温暖化の原因となる化石燃料を減らす、事故が怖い原子力発電所をやめる、太陽光発電や風力発電などの自然エネルギーでそれらを置き換える、というシンプルかつバラ色の文脈で語られています。でも、バラ色のストーリーを実現するためには様々な壁があります。電気自動車の世の中は、必要な電力を供給するためのエネルギー基盤がないと実現しません。その電気を化石燃料で作っていたら意味がありません。
実際にどれくらいの割合の電力が自然エネルギーで作られているのでしょう?電気自動車に必要な電力はどのくらいでしょう?
この本では、新聞やネットで見るこれらのニュースの背景を分かり易く紹介します。各国の脱炭素、自然エネルギー・化石燃料・原子力の選択、電力自給の現状を概説して、電気自動車の普及や日本の各家庭で電力自給の可能性を示し、これからの私たちの生活の行く末を読み解きます。

著者紹介

1969年愛知県生まれ。富山大学理工学研究科博士課程修了。日本原子力研究開発機構 幌延深地層研究センター 研究主幹。理学博士。温泉や自然界の水循環、地下建造物の環境影響などの研究を行うかたわら、大学生や一般の人向けにエネルギー問題や自然環境との関わりなどの講義やサイエンスカフェを行う。自然エネルギーが好きな人、原子力に賛成する人・反対する人、地球温暖化に敏感な人、子供や孫が大人になる頃の日本が心配な人、そんな色々な想いを持つ人達に、まずは日本の電力・エネルギーの事実を伝えたくて本著をまとめる。