「「とりあえず」就職するための本」を発売

著者名:しまだ やすひろ
ジャンル:資格・検定・就職
発売日:2021/7/9
販売ページ:Amazon

書籍概要

「やりたいこと」がわからない。だから「志望動機」も書けない。そんな思考停止から脱却したい就活生にうってつけのマインドセット。それが「とりあえず」の仮説思考です。この仮説思考の基本戦略を身につければ、どのような選択肢もオープンに受け容れることができ、自分の可能性をさらに広げていけるようになります。そして「自分らしさ」を軸として、自分なりに納得した選択ができる。就活の局面で、そんなありたい自分、納得のいく自分を見出していくためのマインドセットをビルトインする。これがこの本の目的です。

■本書から抜粋
仕事への覚悟もおぼつかなく、「やりたいこと」もはっきりしない学生でも、最終的にはきっちりと就職に漕ぎつけ、そこで自分なりに納得のいく仕事を見つけていくことはふつうにできるし、それはそんなに困難なことでもありません。しかも、納得できる仕事に就くために、仕事で「やりたいこと」や人生で「達成したいこと」を、いま、この就活の段階で確定する必要すらないのです。これがこの本の根幹をなす主張です。(「まえがき」より)
「やりたいこと」を決めないと志望動機が言えないということはないし、海外留学や海外ボランティアに参加するようなレアな経験がないと、他人とちがったエピソードは言えない、なんてことはただの思い過ごしにすぎないのです。
学生のみなさん1人ひとりが、一貫した「自分らしさ」に気づくことさえできれば、それをアピールすればいいし、それを活かせる仕事をやりたいと言えばいいだけなのです。そして、自分は社会に出て大きく伸びるポテンシャルがあることを、自分の小さな成長体験のなかに見出して証明すればいい。
この本で私がどうしても伝えたかったメッセージはこれだけです。(「おわりに」より)

■目次
第1章 「とりあえず」就職することの意味
第2章 「自分らしい」は心地よいが…
第3章 「自分らしさ」を知ってもらうために
第4章 とりあえず「やりたいこと」を仮説にしてみる
第5章 志望動機をどうつくり出すか
第6章 成長のポテンシャルを伝える
第7章 面接で自分をわかってもらうには
第8章 「仮説」と「検証」は生涯つづく

著者紹介

しまだ やすひろ(嶋田 恭博) 

福岡県生れ。電気通信大学物理工学科卒業(1982年)。京都大学より博士(工学)の学位を取得(2003年)。キャリアコンサルタント(2018年)。
大手電機メーカーにて開発部門の責任者を歴任。この間、技術系の新卒採用ならびに中途採用の面談員も兼務する。同社の幹部社員育成研修を手がけたのち教育コンサルタントとして独立。企業の社員研修、大学研究者の科研費申請コンサルティングを請け負うほか、複数の大学でキャリアアドバイザーも務める。2020年より摂南大学理工学部、2021 年より京都橘大学、大阪経済大学にて非常勤講師を兼任。
著書に『FeRAM技術の基礎と課題』EDリサーチ社(2002年)、翻訳書にD.シュロゥダー著『半導体材料・デバイスの評価 ― パラメータ測定と解析評価の実際 ―』シー・エム・シー出版(2012年)がある。