著者名:花房 陵
ジャンル:ビジネス・経済
発売日:2021/3/22
販売ページ:Amazon
書籍概要
ビジネスは重厚長大産業から軽薄短小産業に変異したと言われ、大量生産大量消費の時代はもう終わったはず。ところが、流通業や小売店舗には売れ残り商品、捨ててしまう食品で溢れています。値引きシール、バーゲン合戦など、どのように売り抜けるかの知恵が求められています。自動車、建設、不動産業界では大型機材や原材料素材が世界各国からの輸送で成立しています。貿易は英語を多用する技術と見られて別格ですが、物流は人々の生活を支える貴重なエッセンシャル活動であり、日本では毎年の激甚災害が起きるたびに物流の重要性が語られます。
経営活動の多くのモノとそれを扱う物流マンは、多額な在庫資金とトラック運賃、労務費で企業経営の問題児として絶対削減の対象とみなされてきました。「無駄はないか、過剰はないか」という視点も大切ですが、「なぜ売れない在庫が増えるのか、どうしてムダな物流が起きてしまうのか」という経営の視点から物流を理解してもらおうとまとめたのが本書です。
時は地球環境問題から世界はコロナ禍という時代となり、多難な21世紀となっていますが、企業活動も人々の生活も物流なくしては成り立ちません。そこで、ビジネス・ロジスティクスの原理を多くの経営理論を使って解説しています。これからのビジネスを幅広く理解するためにも本書を選んでいただきたいのです。
第1章 ロジスティクスとは
第2章 ビジネス原理
第3章 在庫と交換原則
第4章 ビジネスの売上とコスト
第5章 利益の源泉
第6章 物流イノベーション
第7章 顧客の創造
第8章 バリューチェーン
第9章 サプライチェーン
第10章 IEと効率化の意味
第11章 国際貿易とグローバルサプライチェーン
第12章 アウトソーシング、垂直統合と水平展開
第13章 物流と顧客満足
第14章 3PL物流サービスの契約モデル
著者紹介
花房 陵(はなぶさ・りょう)
ロジスティクス・トレンド株式会社 代表取締役 物流・ロジスティクスコンサルタント
1955年東京都生まれ。65歳、慶應義塾大学卒業後、証券会社等を経て物流・マーケティングコンサルタントとして独立。
物流センター設計・経営改善指導など現場実務を重視したコンサルティングを行っている。28業種200社以上の業態で35年に渡る製造・販売・物流の指導経験を他業界にも移植導入し、レベルアップを図った。倉庫という経営の台所 を調べ尽くし、経営者の理念とビジネスモデルの危うさを研究。あふれるモノと多くのヒトをマネジメントすることがすなわち経営理論であることをまとめ上げたのが本書である。
経営顧問先多数、現場診断・物流講演会等で現在に至る。
主な著作
●物流のしくみ
●見える化で進める物流改善
●現場でできる物流改善
●物流改善Q&A100
●物流コストダウンマニュアル
●物流リスクマネジメント
●戦略物流の基本とカラクリ
●スマートロジスティクス
●次世代店舗Vol.1~4
◆その他、ビジネス業界誌寄稿多数