「Wordで作る技術文書作成のトリセツ」を発売


著者名:片山雄次
ジャンル:ビジネス・経済
発売日:2021/3/8
販売ページ:Amazon

書籍概要

「・・・のトリセツ」というタイトルの書籍は多くありますが、本書はわかりやすい取扱説明書を作ることをテーマに取り組んできた「トリセツ屋」が作った本物のトリセツです。普段Wordを使ってマニュアルや仕様書などの技術文書を作っている方々、ビジネスや公務で実用文書を作っている方々をおもな対象として、文書作成の生産性を個人としてまた組織として上げるための具体的な方法を説明するとともに、読みやすくわかりやすい文書にするための具体的なノウハウも含めて、文書作成に必要なWord機能を多くの図版と共に解説しています。

おもな内容

以下本書の内容の一部をご紹介しますが、本書はトリセツなので、全部を通して読むという必要はありません。必要なトピックだけを拾い読みしていただくだけで、きっとお役に立てると思います。
◆生産性を高めるための基本的な作法
◆レイアウトの基本知識
◆作業環境を整える
◆テンプレートについて
◆ショートカットを登録する
◆ページを設計する
◆文書作成に必要な基本のスタイルセット
◆インデントやぶら下げインデントを設定する
◆泣き別れを制御する
◆見出しに帯を引く
◆美しい表を作る
◆表のスタイルを作る
◆表を使ってレイアウトする
◆図を挿入する
◆書式やスタイルを条件にして検索・置換する
◆目次を作る
◆索引を作る
◆セクションとセクション区切りについて
◆グループ文書とサブ文書
◆相互参照を設定する
◆ブックマークを設定する
◆脚注を入れる
◆変更の履歴を記録する
◆文書にコメントを入れる
◆汎用のテンプレートを作る
◆記載内容が増減してもレイアウトが崩れない表紙を作るコツ

このような文書を作っている方や組織には特におすすめします
・行間の空きスペースを段落記号(改行記号とも言います)を使って作っている。文書を開くと段落記号だらけ。
・段落や行をインデントするときに、スペースやタブを使っている。またはスライダーを使ってインデントしている。
・段落や文字の書式を、そのつどメニューから設定している。そのため、書式が違うのにスタイル名が同じになっている。
・テキストボックスを使っている。
・図を入れるためにスペースを作っている。文書を編集すると、図が行方不明になることがある。
・強制改ページ機能(Shift+Enter)で改ページしている。
・目次が手入力されている。本文中の参照ページや参照先の見出しも同様に手入力。

著者紹介

片山雄次

1954年生まれ、福岡県田川市出身
1979年早稲田大学教育学部卒
1980年より、おもに一般消費者向け製品マニュアル設計・テクニカルライティングなど、テクニカルコミュニケーション分野の業務に一貫して従事。
1991年、マニュアルの品質向上と業界の技術レベルの向上を目的として、現在のジャパンマニュアルアワード(財団法人テクニカルコミュニケーター協会主催)の前身となるSTC東京支部マニュアルコンテストを立ち上げ、マニュアル評価の仕組みを開発するなど1993年まで実行委員⻑の任に当たる。その後、電子マニュアルを含めコンテストでの受賞歴多数。
2003年、トピック型マニュアルの嚆矢として、ユーザータスクベースの製品内蔵マニュアルをパナソニック製ドコモ携帯電話に搭載(使いかたナビ)したのを⽪切りに、NEC製携帯電話・京セラ製携帯電話・JVC製液晶テレビ・三菱電機製BDレコーダー・ソニー製デジタルカメラ等に実装。さらにアルパイン製カーナビやソニー携帯音楽プレーヤー等では、携帯電話で閲覧する、本格的なあいまい検索エンジンを搭載した電子マニュアルを市場投入するなど、ユニークでわかりやすい・使いやすいマニュアルの制作に取り組む。
そのほかテキストファイルからサーバーを使わずにWordとhtmlのマニュアルを同時完全自動生成するシステムを開発したり、わかりやすいマニュアルを作るための制作技術セミナーを開催したりなど、TC(テクニカルコミュニケーション)分野での実績多数。
TCエキスパート主催・テクニカルコミュニケーター協会会員・駿河台大学メディア情報学部非常勤講師