著者名:中村愼一
ジャンル:ビジネス・経済
発売日:2021/2/15
販売ページ:Amazon
書籍概要
「なぜ、いま変革が求められているかのか。」
日本の変革のうねりに向けて、個人、企業、国家、3つの視点から変革の処方箋を提示。
平成から令和へ。日本が長い低迷の時代から脱するために、政治、経済、各所が動き始めましたが、新型コロナウイルスが、世界を席巻、出口が見えない状況が続きます。この未曾有の災いを前向きに受け止め、これまでのやり方、生き方を変えようとのうねりが始まっているものの、政権、企業双方のネガティブな対応が各所で垣間見えます。個人も、自粛要請にもかかわらず無防備な行動を抑えない向きがあります。
なぜ、この危急の際に、官・民・個人が一体となり、新たなうねりを起こそうとする力(「変えるアクション」)が結集しないのでしょうか。コロナ禍は、そんな日本にくさびを打ち、覚醒を呼びかける契機とも考えられます。人類の歴史でも「変えるアクション」は多くありましたが、大半が、現状の見直しレベルの「改革」でした。求められるレベルが、人々の意識と行動を変え、世の中を変え、人類が「進化」するレベルであれば、それは「変革」とよぶことがふさわしいでしょう。
本書ではこのような問題意識に立ち、第1章で「変える」ことの意義を整理し、「変革」の概念の重要性を説明、第2、第3章で、人類の「変える努力」の軌跡を世界史、日本史に分けて検証します。この検証に基づき、第4章以降で、我々がいかにすれば「変革」を遂げうるのか、今後どのような意識、認識をもち、「変革」に取り組んでいけばいいのか、について検討を加えます。
「我々が生きる意味は、世のため、人のために力を尽くすこと、我々のゴールは、直面する課題や困難を打開し、新たな次元を切り拓き、新たな価値を創出すること、すなわち『進化』すること、そして、困難や災いは新たなステージに向けた飛躍のチャンスである。」本書は、この理念に基づき、人々がともに支え合い、連携し合って、各所で変革を遂げていくための処方箋の提示を試みます。
著者紹介
中村愼一
滋賀県出身。
京都大学法学部卒、イリノイ大学ロースクールLLM修了。
都市銀行に入行後、調査、人事、オペレーション、リテールビジネス、ウェルスマネジメント各分野の企画、業務推進を経験。支店経営を経て、アジアでのデジタルバンキング立上げ、現地法人ガバナンス職務、一般企業人事役員職務に従事。現在は組織人事関連業務に従事中。
著書に、「サラリーマンの大義と企業の責務」(2019年文芸社)、「人的資源マネジメント概論」(2020年POD出版サービス)、
翻訳に、「銀行と銀行持株会社の資本市場業務ガイド」(1989年)
がある。