
ジャンル:病気、過眠症
発売日:2026/1/26
書籍概要
世間の無理解と闘いながら、「眠ってしまう病気」と共に生きる人たちの声に耳を傾けて。
本書は、特発性過眠症、ナルコレプシー、クライネ・レビン症候群、ロングスリーパーなどの「過眠症」をはじめとする、さまざまな“眠くなってしまう病気”について、基礎知識から社会的課題、当事者の体験談までを網羅的に解説した一冊です。
過眠症はしばしば「甘え」「怠け」「生活習慣の問題」と誤解され、診断や治療の遅れを招きます。さらに、正しい診断に至ったとしても、根本的な治療法が存在しない場合も多く、患者は日常生活や進学・就労に大きな制約を受けています。
本書では、メディアにしばしば登場する突飛なイメージ(例:突然眠りに落ちる姿)とは異なる、実際の過眠症の患者の体験談を紹介するとともに、見過ごされやすい症状や、誤診されやすい疾患にも焦点を当てています。
また、発達障害、睡眠時無呼吸症候群、むずむず脚症候群、周期性四肢運動障害など、過眠症以外に眠気を引き起こす要因についても丁寧に解説し、「過眠症かもしれない」と思ったときに本当に確認すべきことを示します。
医療従事者にも、患者にも、そして「自分は過眠症かも?」と思っているすべての方に読んでいただきたい、眠気の理解を深める決定版です。
著者紹介
相原伶香(あいはられいか)
東京都出身。15歳で原因不明の長時間睡眠を発症。ハーバード大学院在学中に本書を執筆。
2017年にNPO法人 日本過眠症患者協会を設立。現在はNPO法人 過眠症サポートネットワークにて患者支援や医療制度の改善に取り組んでいる。
監修:平井伸英(ひらい のぶひで)
2000年より東京都精神医学総合研究所(現・東京都医学総合研究所)にて精神生理部門の流動研究員を務め、2001年度より睡眠障害研究部門に所属。2002年より自治医科大学医学部精神医学講座に助手・講師として10年にわたり在籍。2009〜2012年にはスタンフォード大学精神科睡眠センターにて客員准教授(Visiting Assistant Professor)を務める。2012年より東京医科歯科大学保健管理センター(2013年度より学生支援・保健管理機構)准教授。2024年より東京工業大学(現・東京科学大学)学生支援センター教授。
監修:井上雄一(いのうえ ゆういち)
鳥取大学医学部助手・講師を経て、1999 年に順天堂大学医学部精神医学講師に就任。2003年より代々木睡眠クリニック院長、公益財団法人神経研究所研究部にて部長・教授・センター長・研究員などを歴任。2007 年より東京医科大学精神医学講座教授。2008 年より東京医科大学睡眠学講座教授。2011年より医療法人社団絹和会 睡眠総合ケアクリニック代々木 理事長。
