書籍タイトル:英語プレゼンのトリセツ
著者名:藤代 昇丈
ジャンル:語学・英語、ビジネス
発売日:2020/11/6
販売ページ:Amazon
書籍概要
近年のスマートフォン等の携帯型ICTツールの発展や、AI(人工知能)の活用によって、人間の生活は楽になる一方、相手の言葉や表情等から意図を汲み取り、自らの意思を表現することにより、相手と心が通い合うというコミュニケーションによる「気持ちや心の交流」は機械任せにできない分野である。この点において、相手のニーズに合わせて話し方や内容を工夫し、自らの意図した行動に導く「プレゼンテーション」は現代の必要不可欠な技能の一つと言える。
本書は、高校生や学生に合った分かりやすいプレゼンテーションの指南書を作りたいという著者の熱い思いから出版にいたった。現在、学校現場の教師や生徒たちは「プレゼン」という言葉自体には慣れてきたものの、どのようにして知識を身に付け、自らのプレゼンテーション力をブラッシュアップしていけばよいのか、実に手探り状態にあるというのが実情である。また、国際化により、高校生や学生も英語でプレゼンテーションを行う機会が増えてきている。日本語でもプレゼンテーションは難しいが、ましてや英語ではもっと難しいわけであるが、本書を第一章から順序良く手順を踏んで進めていくと、プレゼンテーション自体への理解、話し方や構成の仕方、英語でプレゼンテーションをする場合の表現の仕方等、高校生や学生でも迷うことなく英語プレゼンテーションができるように編成してある。
第一章ではプレゼンテーションそのものの基礎知識について、第二章ではPCを用いず紙芝居型でプレゼンテーションを作成する演習、第三章はプレゼンテーションソフトを用いてスライドを作成し、分かりやすく表現する演習、第四章はプレゼンテーションコンテストの企画・実施と評価について触れている。
本書は、高校生や学生が日々の授業や課題研究発表で活かせるだけでなく、高等学校新学習指導要領の「論理・表現Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」という新科目にも対応できる内容となっており、教師が指導に活かすこともできる。あなたの英語プレゼンをもっと魅力的にし、伝えたいことを分かりやすく伝えるための必読の書である。
これから「英語プレゼン」だけでなく、「プレゼン」というものに初めて挑戦しようとしている高校生、大学生、専門学生、またプレゼンテーションを初めて指導する教師の方々等々、様々な方々に本書「英語プレゼンのトリセツ」を活用していただき、プレゼンテーション力向上の一助としていただきたい。
著者紹介
藤代 昇丈 (ふじしろ のりたけ)
博士(学術) 中国学園大学国際教養学部准教授
1968年生まれ。岡山県出身。
1991年岡山大学教育学部卒業後、岡山県立高等学校で外国語(英語)科教諭として勤務。2004年より岡山県情報教育センター指導主事、2007年より岡山県総合教育センター指導主事として教員研修及び教育研究に従事。この間、岡山理科大学大学院 総合情報研究科 博士課程(後期) 数理・環境システム専攻に入学し、中等教育におけるブレンド型授業による英語運用能力の向上に関する研究を行う。2009年に同課程を修了し、博士(学術)の学位を取得。2015年4月に中国短期大学英語コミュニケーション学科講師、2015年9月に中国学園大学国際教養学部講師を経て、2019年4月より現職。「英語Ⅰ・Ⅱ」「英語プレゼンテーション」「教育実習研究(高)」等の講義を担当。教育システム情報学会 中国支部幹事、日本教育工学会、日本教育実践学会、全国語学教育学会、プレゼンテーション教育学会、各会員。著書に「eラー ニングからブレンディッドラーニングへ」(共著・共立出版)、「歌いたくなる英語 Let’s Enjoy ‘Englyrix’ TM - English through Song Lyrics」(単著・東京図書出版)がある。iPhone・iPad用音声再生録音アプリ「Qyur²(キュルキュルプレーヤー)®」を株式会社グラブデザインと共同開発。