書籍タイトル:新世界通貨 『PEACE』を生み出す触媒国家論
著者名:インナー モアー ランド・タニグチ フミオ
ジャンル:ビジネス・経済
発売日:2020/10/26
販売ページ:Amazon
著者からのメッセージ
・触媒は自然科学の中のケミストリーのセオリーです。白金は水素を吹き付けられると空気中の酸素と水素を反応させて水を生み出しますが、白金それ自体は目減りすることなく、変質することもなく、凛としてその姿を保ち続けます。
・白金はこのように私たち人間と動植物の生命に絶対必要な水という物質、水力発電や水上交通によって私たちの社会に絶対必要な水という物質を生み出しながら、自分は全く消耗しません。
・私は、この『白金の触媒機能』こそ21世紀のプラネット アースの平和に貢献する『日本の国の形』、『日本の立ち位置』だと確信しています。
・私は1936年生まれで小学校3年生の夏に終戦を迎えた新憲法世代のトップランナーです。今もなお真面目に、真剣に新憲法を生きています。
・私は、太平洋戦争の最後の局面で九州の海軍の航空基地で軍務に就かれ、復員された森嶋通夫先生や森本忠夫先輩の肉声を戦後生まれのみなさんに伝えるだけでなく、ライフワークとして『戦争のない平和の基礎』について考察してきました。
・私は『マンメイドファイバー』のリーディングカンパニーにインダストリアルエコノミストとして勤務した中で、20世紀前半の2度の世界大戦の根本原因は『金本位制度』、20世紀後半から21世紀の最初の四半世紀におよぶグローバルピースの根本原因は『マンメイドマネー』という結論に到達していましたが、「人類はマンメイドマネーをことごとく紙屑にした。紙幣が紙屑になれば平和な日常生活はその瞬間に壊れる。どうすれば紙屑にならないマンメイドマネーが生まれるのか」回答を見出せずにいましたが、トランプ大統領の『アメリカ ファースト』のリーダーシップの中に、紙屑にならない『パーマネント マンメイドマネー』創出の可能性を直感し、本稿を取りまとめ、日本橋出版社に投稿しました。この形で、このタイミングで読者のみなさまにお届けするチャンスを頂いた日本橋出版社に深甚なる感謝の意を表します。
・私は『APPENDIX An English Translation of Preface, Short Summary of Each Chapter and Postscript to Help Promote Exchange of Opinions between Japanese and Foreign Bilinguals.』という章を設けて、本書が国境を越えた議論に繋がることを期待しています。これが85歳で『YOUTH』をモットーとしている私の精一杯の努力です。
著者紹介
・谷口文朗。1936年7月、京都の街中に生まれ、1944年7月、強制疎開で琵琶湖畔に転居。膳所高校から京都大学経済学部に進学。全学部の新入生に4人の教授全員が『ソ連の経済学教科書』で教養課程の経済学を講義したマルクス経済学の全盛期に近代経済学とマックスウエーバーを『青山ゼミ』で学ぶ。和製英語のペンネーム『インナー モアー ランド』は21世紀のプラネットアースへの筆者の祈り。
・1959年4月1日、東レ株式会社滋賀工場に入社。インダストリアルエコノミスト生誕。1960年4月1日、愛媛工場から本社に転勤の辞令を受け、以後、企画調査畑一筋に33年間勤務。1964年7月、設立後間もない日本経済協議会(財界の調査機関)に出向。インダストリアルエコノミスト開眼。1979年9月、1年間、ハドソン研究所へ特命留学。1985年7月、東レ経営研究所取締役・設立発起人・チーフエコノミスト就任。1992年4月1日、山梨県上野原市に新設された帝京科学大学経営工学科に飛翔、教授就任、6年間学科長を拝命。70歳まで勤務。同大学名誉教授。
・第2のふるさと上野原市に定住。谷口ウエノハラ研究室を主宰。齢85歳にしてライフワークを執筆し、日本橋出版社に投稿、処女出版の幸運に感謝しつつ『YOUTH』をモットーに日々を送っている現役インダストリアルエコノミスト。触媒という自然現象に嘘はないとの観点に軸足を置いて『試論―触媒国家史観―』を構想中。