ビジネス書の帯とは?役割、サイズ、効果的な使用方法

帯とは?帯の別称は?

ビジネス書の帯とは、書籍の下辺に合わせてカバーの上から巻きつける細長い紙を指します。帯は書籍の売り上げを上げることを目的に、キャッチコピーや推薦文などが印刷されているケースが多いです。

本来、帯とは衣服を着る際に腰に巻くものを指しますが、本に巻かれる帯も、着物の帯と使われ方が似ているため、帯と呼称されるようになりました。

帯の他の呼び方としては、腰巻や腰帯といったものがあります。海外では本に帯はついていないケースがほとんどです。そのため、日本における本の帯と同じ言葉は海外にはありません。ただし、海外の本では、表紙にシールが貼り付けられて宣伝文句が書かれているケースがあります。また、海外の場合は本の帯だけではなくカバーもなしで販売されるケースも多いです。

日本で本に帯がつけられたのは大正3年の頃からとされています。店頭における宣伝効果を狙って本に帯がつけられるようになり、現在でも多くの本に帯はついています。帯をつけたことによる効果が大きいため、現在まで文化として残っているといえるでしょう。

ビジネス書の帯の役割

ビジネス書の帯はさまざまな役割を果たすものです。

本の表紙だけでは伝えきれない情報を掲載するためのスペースとして利用される場合があります。帯に本の詳細な情報を記載することで、本を選ぶ際に参考にできる情報量が増えるため、手に取ってもらいやすくなるでしょう。

本の帯はPRの場として活用されているのも特徴です。本を宣伝するための効果的な素材として今でも重視されています。たとえば、帯に本の魅力やキャッチコピーなどが記載されていることが多いです。本の帯に記載されているキャッチコピーに興味を抱いて本を購入したという方もいるでしょう。帯による効果は高く、販促ツールの1つとして重宝されています。

本の帯は簡単に着せ替えられる点も重宝される理由の1つです。表紙やカバーを作り直すためには多くの手間とコストがかかってしまいます。本の帯であれば低コストで新しいものを作ることができて、既存のコピーとの着せ替えも比較的スムーズに行えるでしょう。本の帯によって、情報の更新が容易になります。

(カバーはJANコードが記載されているため、一般的には価格が変わらない限り、デザインを一新することはありません。一方の帯は、増刷の度にデザインを変えていくことが容易です。また、推薦者コメントなど、本の著者でない方の顔写真などを表紙やカバーに印刷することは一般的に避ける傾向にあり、これも帯の役割と言えます。)

ビジネス書の帯のサイズは?

ビジネス書の帯を作成するにはサイズに注意しなければいけません。帯の横幅(長さ)は表紙と裏表紙、表紙のソデ、背の幅を合計したものになります。本文用紙と表紙用紙、ページ数がわかれば、帯のサイズを算出することが可能です。
カバーと同一のサイズで作成する場合もあれば、1mm程度余裕を持たせたサイズで作成する場合もあります。

帯の高さについては、明確なルールはありません。四六判のビジネス書の場合は、高さを45~60mmにする場合が多いでしょう。

中には特大帯(全面帯)と呼ばれるものがあり、カバーのほとんどを覆う高さで作成されます。カバーの裏面JANコードが隠れない程度のサイズ、カバーと同一サイズ、または天地から2~5mm程度低くしたものがあり、初版から採用する場合と重版のタイミングで採用となる場合があります。

ビジネス書の売上増!帯には何を書く?

ビジネス書の売上を増やしたいならば、帯に何を書くのかが重要になります。

たとえば、帯に著名人の写真を掲載し、本に対するコメントを記載するケースは多いです。著名人から推薦文をもらい、写真を掲載することで、価値のある本であるとアピールします。ただし、影響力の強い人から推薦文をもらうためには人脈が必要であったり、お金がかかるケースもあります。

その他、帯にはキャッチコピーを記載するケースが多いです。キャッチコピーの内容によって、それを見る人に与える印象が大きく変わり、本の売れ行きを左右します。

帯のキャッチコピーを考える際、タイトルと補完しあう内容にする手法があります。たとえば、本のタイトルが抽象的なものであれば、帯には具体的内容をキャッチコピーにすると良いでしょう。タイトルとの組み合わせで帯のキャッチコピーを考えることで、帯の効果を高めることができます。

その他に、ビジネス書を増刷したときには、帯に部数を記載すると良いでしょう。実際に売れている本であるとアピールすることで、読んでみたいと思わせることができます。

(ここでの部数は刷り部数を採用することが多いです。)

ビジネス書の中身だけではなく、帯の内容にもこだわることで、売れる可能性を高められるでしょう。