デジタル出版(電子書籍)とは?自力で出版できるのか?

デジタル出版(電子書籍)とは

デジタル出版とは、ITデバイスからの閲覧用書籍を発売することを言います。より具体的に言えば、スマートフォンやタブレット端末から読む書籍を世に発表することを言います。
メジャーなプラットフォーム(デジタル出版物を販売するサービスやシステム)で言えば、Amazon社のKindleや楽天Kobo、Google Playブックスやアップル社のiBooksが挙げられます。
書籍データはクラウド上に格納されていて、購入者は買いたい(読みたい)本を格納されているクラウド上からダウンロードして読むという形になります。
デジタル出版(電子書籍)はデジタルブックやEブック等とも呼ばれています。

デジタル出版は容易?

今までの紙による出版は、大きな売上が見込める企画や著者によるものが大半でした。 書店の入り口に平積みされるような「ベストセラー本」、出版社別の棚に並ぶ新書など多くの労力とお金をかけたものが中心の世界です。

しかし高速インターネットの整備、スマートフォンの普及に伴い、出版のデジタル化は大きく進みました。 出版社による企画、著者による持ち込みから、多くの編集者や校正者を経て、大きな印刷機で大量に刷られたものが全国へトラックで配送される世界に変化が起きています。 個人が企画を考え、自身で執筆し、自身で各プラットフォームに合ったファイルを作成することで個人完結型の出版が可能となったのです。 言い換えれば、一定量以上の販売が見込めないニッチなテーマでの出版も可能となったのです。 このデジタル出版という方法であれば、紙の書籍よりも低コストで手軽に供給できます。

自力でデジタル出版(電子書籍)できる?

先にも書いた通り、個人で出版することも可能です。

紙の書籍であれば、出版社や取次店の手で街の書店に配本されますが、デジタル出版であれば、出版社や取次店を介さずとも、プラットフォームへ流通させることが可能です。

Kindleというプラットフォームを代表例として、各電子書籍を展開しているサイトには、一般作者が独りで電子書籍を発行するまでの丁寧なマニュアルや案内ガイドが用意されていて、しっかりとそれを把握していけば十分に独りでも出版が可能です。

デジタル出版にかかる費用は?

0円またはそれに近しい金額で出版が可能です。

原稿執筆、編集をご自身で行う。
各社にあったフォーマットに変換、変更をご自身で行う。
各社にアカウントを作成し、販売用原稿のアップロードと販売ページの準備をご自身で行う。
書籍の宣伝等をご自身で行う。
販売数に応じた売上金の受け取りと税金の納付をご自身で行う。

以上が大まかですが流れと掛かるはずのコストをご自身で作業することで無償とできます。

※誤解が生まれそうなため先に記載すると、本サイトを運営する弊社はデジタル出版を個人より請け負い、代行する事業は行っておりません。ご相談いただきましても対応はできませんし、デジタル出版は専門の会社へ頼むべきとの意見でもありません。

代行会社を使ったデジタル出版

電子書籍の売上は年々増加し、代行業も賑わっていると聞きます。
大手新聞社でもデジタルサイトを大規模に展開し「紙での情報発信がすべて」という価値感はもう過去のものでしょう。
これは紙の書籍をメインに扱っている出版会社でも同じようで出版のノウハウを持っている出版会社だからこそ、電子書籍へは進出しやすため多くの出版社が参入しています。調べてみると、今電子書籍を発行している出版会社はおおよそ700社ほどあるようです。(代行業を行わない会社を含む)

出版社から電子書籍を発行することで、すべて自身でやらなければならない校正や、画像挿入、そして表紙の作成なども、専門家へ依頼またはアドバイスを受けながら進めることが可能です。
出版社からデジタル出版(電子書籍)を行う大きなメリットは、紙への展開です。 電子書籍で人気が出れば本来の「出版」の世界に横展開することも、既存の出版社なら可能です。

作業を代行する会社も多く、費用はアップロードするファイルを指定フォーマットに変換する作業で数千円程度、表紙の作成等も請け負っており、一連の作業に対し数万円で引き受けている会社もあるようです。

紙の出版の世界よりははるかに安価でできる電子書籍。その可能性は一気に個人に拡がったわけですが、執筆が得意でも細かな事務作業が苦手な方には代行サービスも良いのでしょう。
自分は原稿を書くことに専念したい。煩雑な事務作業は苦手。当然費用はかけたくない。プロの指導は有難いけれど、それは最低限で済ませたい。そんなニーズがあるときは電子書籍の「出版代行」会社にお願いするのも一考です。

例えばここで、ある代表的な出版代行会社のサービスメニューを見てみましょう。

1.文章校正と編集
2.デザイナーによる表紙デザイン
3.初期出版費用以外の管理費等は無料
4.米国納税者番号EIN取得で免税効果
5.業者セントラルを使った業者ページの作成

デジタルか?アナログか?

代行会社の利用有無に関わらず、電子書籍が私たちの身近にあることは事実です。 100年前の人だったらできなかったこと、いえ、100年どころか50年、30年前でさえ出来なかったことが私たちの世代ではできるようになりました。
・自分の想いや、経験を世の中に広く伝えたい
・自分が楽しいと思う作品を多くの人に読んでもらいたい
・自分自身をブランディングしたい

自己プロデュースを簡単に行えるようになったのがデジタル出版(電子書籍)だともいえます。
100年前の文豪家が、現代にタイムスリップしたら、さぞかし驚いてしまうでしょう。

「出来ることなら商業出版で世に出したい!」
そのような想いが残っている場合には、ぜひ一度、弊社まで企画や原稿をお送りください。
大手さんには出来ないニッチな領域での出版や、出版未経験者の作品でも挑戦的な出版を行っています。
詳細は、小説の原稿・企画募集ページか、ビジネス書の原稿・企画募集ページを御覧ください。