「ツェッペリン飛行船団の英国本土戦略爆撃」を発売


書籍タイトル:ツェッペリン飛行船団の英国本土戦略爆撃 -第一次世界大戦下の『バトル・オブ・ブリテン』-
著者名:本城宏樹
ジャンル:ヨーロッパ史
発売日:2020/2/17
販売ページ:Amazon

書籍紹介

1915年1月、ドイツ軍飛行船団は、英国本土に対する大規模な空爆を開始した。これこそは、敵国の都市や工業地帯を焦土化し、その継戦能力を破砕することを企図した史上初の本格的な戦略爆撃に他ならない。同時に、巨大な硬式飛行船が攻撃兵器として運用され、一定の成功を見た唯一の軍事行動となった。
実際、大戦中ドイツは国家を挙げて100隻を超える飛行船を建造し、57回もの対英爆撃を実行している。これにより、1,900名を超える英国市民が死傷、物質的損害は150万ポンド(現在の金額で約860億円)に達したのである。その凄惨さは、世界を震撼させた。一方で、ドイツ軍の失血もまた大きく、17隻の飛行船と搭乗員158名を喪った。英独航空決戦は、その端緒から容赦なき近代的総力戦そのものだったのである。

本書の狙いは、わが国で殆ど知られていない、この「第一次世界大戦下のバトル・オブ・ブリテン」の実相を、一人でも多くの読者に分かり易く伝えることにある。
英独双方の兵器の性能や設計思想はもちろんの事、両軍上層部の意思決定と誤算、主要な爆撃の顛末、戦術の進歩、戦争のほぼ全期間を通じて遂行された作戦の「戦果」と損害、社会へ与えた衝撃の大きさなど、その記述は多岐にわたる。これは、邦書では比類ないものと言えよう。
また、写真・イラストは約200点を掲載する他、当時の新聞記事や体験者の言葉を豊富に引用。百余年前の蒼空の死闘を鮮烈に再構成する。

「20世紀の悪夢」である戦略爆撃の扉は如何にして開かれたのか。ツェッペリン飛行船団は如何に闘い、そして潰えたのか。
戦慄の全貌が今、明らかとなる。

著者紹介

1981年、三重県生まれ。2004年に一橋大学経済学部を卒業した後、自動車メーカーに勤務。
社会経済史学会会員。