「それを歯の矯正と呼ばないで」を発売


著者名:宝泉寺紋太朗
ジャンル:医療
発売日:2024/8/20
販売ページ:Amazon

書籍概要

新型コロナウイルスの感染拡大以降、歯の矯正への注目度が増した結果、解決しなくてはならない問題が二つ、表面化してきました。
まず一つ目は「歯並びがいい」=「よいかみ合わせ」ではないという問題です。
歯の矯正には、歯並びがいい=かみ合わせがいい というイメージが定着していますが、実際は別物です。この誤ったイメージが定着したことによる弊害が徐々に現れてきています。
もう一つは子供の治療開始時期の問題です。
昔から早ければ早いほどよいと言われてきましたが、近年の研究では早く始めても歯の生え変わりとともに元に戻ってしまう症例があることや、一時的な効果しか認められない装置もあることが分かってきました。
そろそろ早ければよいという考え方を見直す時期かもしれません。
本書では歯の矯正を始めるに当たり陥りやすい注意点、歯科矯正の基本的な進め方、学会内でしか知られていない知識、現在は効果が薄いと考えられている治療法などをまとめています。

著者紹介

宝泉寺紋太朗
歯科医師 不正咬合研究所所長
東京都台東区上野生まれ
3代続く医師の家系に生まれ、幼少期から歯や骨、化石に興味を持つ。
趣味は映画鑑賞(好きな映画はSING )、遺跡・廃墟巡り、郷土料理と地酒の調査。