「28/243 自己啓発としての徒然草」を発売


著者名:藤原敬
ジャンル:自己啓発
発売日:2022/12/5
販売ページ:Amazon

書籍概要

 日本の古典文学を代表する随筆集である徒然草。その内容は評論、説話、回想、故事や伝承、人生論など多岐にわたっている。時代を超えた普遍性は誰もが認めるところであるが、一方で時代の変遷による価値観の違いを思わせる内容があることも否めない。徒然草全243段のうち、現代にも通じる普遍性のある思想の感じられる28の段を選び、それぞれに現代の視点からの著者の考えを述べた。
 徒然草の根底に流れる思想は「無常」である。無常とは「この世のあらゆるものは絶えず変化しており、一時も止まることがない」という考え方である。「生と死は隣り合わせであり、人生に無駄に過ごす時間はない」「名誉や財産などの世俗の価値観に惑わされることなく、自然の摂理に従って自由な道を生きる」「自分のコントロールがおよぶことには力を注ぐが、自分の意思でどうにもならないことは気にしない」など、自己啓発につながるヒントが散りばめられている。

著者紹介

藤原敬(ふじわら・たかし)
1977年岡山大学医学部卒業。脳神経外科を専攻し、香川医科大学講師、呉共済病院診療科長を経て、2003年に藤原脳神経外科クリニックを開設する。
呉市音楽家協会会長、広島ペンクラブ会員、日本棋院呉支部副支部長。
著書に「クラシック音楽 持論・抗論・極論」「わたしはリバタリアン」がある。