「ここから始まるマネーの世界」を発売


著者名:楠山 正典
ジャンル:ビジネス・経済
発売日:2021/8/30
販売ページ:Amazon

書籍概要

この本の目的は、一般的なマネーの知識・ノウハウを伝えることではなく、君たち一人ひとりが「君のマネー哲学」を自分の力で築くことができるように、そのための思考材料を提供することにある。

考え始めると、マネーについての疑問は、尽きることはない……。例えば、
〇マネーを稼ぐことで、なぜ、こんなにも苦しい思いをしなければならないのか。
〇世の中は、なぜ、こんなにもマネーに関係するトラブルが多いのか。
〇将来、自分は公的年金を確実にもらえるのか。
〇膨れ上がり続ける赤字国債により、国は破綻しないのか。

そこで、君たちからの、これらの疑問に向き合うために、以下のコンセプトで書き綴った。
〇世の中には、マネーを増やすための投資術の本があふれている。しかし、ここでは、マネーと幸福を深く関連させることにより、人としての生き方を考えることにした。
〇いずれ、君たちは、厳しい現実の社会で生きることになるので、難しい課題についても、省くことなく探求することにした。それは、どんな困難な問題に直面しようとも、臆することなく挑んで欲しいからだ。
〇君たちに「自分が望む人生」を歩んでもらいたいが故に、一律のゴールは示さず、考えるための材料を提供することに努めて。

この本のコンテンツの中には、君たちにとって、理解の難しいところもあるにちがいない。
しかし、激動する現代において、大人になってからの理解では遅い。今の高校生のときに、問題意識を持つだけでも、将来の展望が拓かれるはずだ。

目次

はじめに
専門用語について
0章 君にとってマネーとは
なぜ学ぶのか
何を学ぶのか
どのように学ぶのか
 
Ⅰの部 マネーの基礎
1章 登場人物などの紹介 
2章 マネーの循環
3章 現金は誰が造るのか
4章 決済手段としてのマネー
5章 マネーの本質
6章 銀行の役割
7章 税金の役割

Ⅱの部 マネーと個人
1章 マネーの使い方
2章 借金は貧困の罠
3章 マネーをどう稼ぐか
4章 マネーがマネーを稼ぐ
5章 マネーをどう管理するか
6章 マネーのトラブル
おまけの章 複式簿記

Ⅲの部 ライフステージに合わせて
1章 ライフサイクルの地層
2章 マネー経済を生きる知恵
3章 ゆれる大学教育
4章 投資とギャンブルの世界
5章 マイホーム
6章 相続と贈与
7章 保険は必要か
8章 公的年金は大丈夫か
9章 ベーシックインカムとは

Ⅳの部 マネーと社会
1章 膨れ上がる赤字国債
2章 国の豊かさのモノサシ
3章 子どもの相対的貧困
4章 ハイパーインフレーション
5章 政治・経済に対する関心が世界を変える
あとがきに代えて

著者紹介

楠山 正典  くすやま まさのり 
1951年生まれ
公認会計士としての豊富な指導経験を活かし、現在、地域の子どもの学習支援などを体験しながら、子どもが感動する実用書の執筆活動に専念している。
そのエッセンスは、物事をより深く理解することにより、自分に自信を持って生きていける力をつけることにある。

( 略 歴 )
1976年 公認会計士試験に合格し、監査法人トーマツに入所。
1992年 パートナーに就任し、多くの上場会社などの監査責任者を担当する(2012年退職)。
2009年から2年間 日本公認会計士協会(自主規制・業務本部)の主査レビューアーとして、監査法人などの監査業務を指導する。
2020年 日本公認会計士協会を退会する。