「文通びと」を発売


著者名:宮田穣
ジャンル:コミュニケーション
発売日:
販売ページ:

書籍概要

いま急増している「文通びと」。その世界をのぞいてみませんか。
「文通」と聞くと、何か懐かしさ、古臭さを感じませんか。でも、コロナ禍が続く中でも、いつもと変わらず「文通びと」は着実に増えています。しかも、とくに若い女性の間で…。
手紙は、手間暇がかかり面倒なもの。SNSなどネットに慣れきっている現代の私たちには、縁のないものだと思いがちです。しかし、それは手紙の世界を知らないだけのことなのです。
まず、本書では「文通びと」の姿やエピソードを、著者自身の体験も含めて紹介します。そして、時代を超えて光を放ち続けている文通の世界の魅力や不思議さに迫っていきます。
また、今回採り上げた文通の世界は「文通村」です。2009年にスタートした文通村は、匿名をベースにした会員制の文通ビジネスです。会員数は10年ほどで1000名を超え、2020年9月時点では2000名ほどに急増しています。現在のようなネット時代に、なぜなのでしょうか。

ネットではできないアナログの魅力。つかず離れずの世界。
簡単にいえば、ネットではできないアナログの良さをぎゅっと凝縮したメディアとして、手紙が賢く使いこなされているのです。心から信頼できる相手と、気持ちのこもったやり取りができています。ときに、人生について深く語り合う場でもあります。また、世代を超えて「心の友」と出会う場にもなっています。そして、もらった手紙は大切なプレゼントとして、いつまでも宝物のように手元に保管されます。
なぜ、文通は人を変えるほどの力があるのでしょうか。つかず離れずの世界を、なぜ安心して続けていくことができるのでしょうか。その理由を探りながら、ストレスをため込みやすい現代を気持ちよく生きていく知恵の1つとして、あなたも「文通びと」になってみませんか。

[目次] 
第1章 文通始めました
第2章 不思議な出会い
第3章 十人十色の文通びと
第4章 文通村の世界
第5章 文通村の不思議
第6章 手紙の変わらない力
第7章 手紙とともに流れる時間

著者紹介

1959年金沢市生まれ。1983年一橋大学社会学部卒業後、大手印刷会社、教育出版社で、マーケティング・編集・調査・研究・広報など多様なキャリアを蓄積している。
とくに、広報の仕事に従事する傍ら、ネット利用が広がる中、コミュニケーションについて深めたいと考え、1999年東京経済大学大学院コミュニケーション学研究科に1期生として社会人入学した。そして、2004年博士号を取得。日本でコミュニケーション学博士の第1号となった。
2006年、20年余りの企業人生活を卒業。大学に仕事の場を移し、本格的に研究活動を開始した。専門は、企業、行政、NPOなど組織によるコミュニケーションから、個人間のさまざまなメディアによるコミュニケーションまで幅広くカバーしている。近年は、日本では数少ない「手紙」の研究者として、手紙文化の継承を願い活動している。柴犬好きの愛犬家。