「シルバー人材センターが拓くシルバーの時代」を発売


書籍タイトル:シルバー人材センターが拓くシルバーの時代
著者名:久保田 直子
ジャンル:高齢化社会
発売日:2019/6/3
販売ページ:Amazon

著者コメント

あらすじ

定年退職を迎えた人々に、趣味の活動やその後の人生へのソフトランディングも含めた再就職を勧める論調が少なくありません。その理由としては、「働く」ことは、人をいつまでも動けるようにし、「はたらく」ということは傍を楽にし、「働く」ことは体のリズムを整え、元気でいるための最高の薬になるからです。そうであればなおさらのこと、定年後はもちろんのこと、再就職が終わった後も、生活費は年金で得られるようになったとしても、人が元気でいるために、自分の体力に合わせて働くことのできる仕事が必要です。そして、それは会社が募集する仕事というよりは、社会が必要とする仕事です。
シルバー人材センターは、そのような仕事に従事する概念、「生きがい就業」を具現化しようと半世紀以上前に制度化され、現在、全国約1300か所、会員数約71万人余の巨大な組織になりました。しかし、近年、「センターは緩やかな死を迎えている」とまで言われます。
現在、社会には、若者を中心とする社会だけでなく、超高齢社会という未開地が広がっています。この中から新たな仕事を掘り起こし、一人一人が元気になる超高齢社会を作るための鍵となるのがシルバー人材センターです。今、シルバー人材センターは高齢者の元気づくりに本気の取り組みが求められ、そのことが高齢者とセンターを元気にするのです。
「生きがい就業」は高齢者を元気にする最高の方法です。それ故、この本を、シルバー人材センター関係者はもちろん、そうでない方々にも是非読んでいただきたいと思います。

著者紹介

1948年東京生まれ 1966年板橋区役所入区
1988年、特別区管理職試験合格(板橋区役所で二人目の女性合格者)
1990年より、板橋区の主に福祉、人権、教育、保健関係の管理職を歴任、特に高齢者福祉では介護保険制度、後期高齢者医療制度の創設に関わる。
2009年3月、板橋区健康生きがい部長を最後に退職
2009年4月から2014年3月まで、(公社)板橋区シルバー人材センター事務局長
2017年、10年前まで「仕事は薬」といっていた母を103歳で送る。
現在、知的障害を持つ人たちの授産施設等を運営する「社会福祉法人にりん草」理事長。
また、板橋区シルバー人材センター時代に立ち上げた「シニアのためのエアロビクス教室」でインストラクターとして活動するとともに、都内、近県を中心に20区市で活動を行うインストラクター約140人で構成する「ダイヤビックひばり会」会長を務める。