「日本の運命 不屈のレジリエンスと日本の再生」を発売


著者名:市野道明
ジャンル:社会、歴史
発売日:2024/11/5
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書籍概要

地震と日本有事は時系列的に連動している。不思議ではあるが、歴史が教える事実である。
昭和16年から昭和20年にかけての太平洋戦争のさなか、負け戦に転じた昭和18年から昭和20年の終戦まで、日本は毎年、大地震に襲われた。終戦となった昭和21年と昭和23年にも大地震が連続して起きている。明治維新、日清戦争、日露戦争の前後も大地震が連発した。関東大震災は第一次世界大戦が終わった5年後に起きている。
鎌倉時代もそうであった。頻発する地震、相次ぐ飢饉、疫病の蔓延で、生きることさえ困難な時代に、日本は外敵・元寇に遭遇した。多勢に無勢でかなう敵ではなかったが、神風により日本が救われた。一夜にして14万の元軍が海の藻屑と化したのである。神話的に語られるが史実である。それまでバラバラであった日本は、朝廷、幕府、神社、仏閣、そして国民が一体となって天に祈り、一致団結して外敵と戦い、国を守ったことによる天佑神助の賜物であった。
日本は誠に不思議な国である。神の国といっても過言ではない。しかし、アメリカに敗北してからその言葉は禁句となった。
それにより、それまで日本人が堅持していた「肇国の精神」と「建国の精神」という、世界が憧れた日本精神を失くしてしまった。私たちがこの精神を取り戻したとき、日本は再び強く、誇り高く立つことができるのである。

著者紹介

市野道明
1946年(昭和21年)静岡県生まれ。早稲田大学(工学博士)。技術士(総合技術監理、土質および基礎、建設環境、下水道)。大手ゼネコンおよび総合建設コンサルタントで要職を歴任。秋田大学大学院および東北学院大学でマネジメント工学の講師を務める。現在、東邦技術株式会社取締役顧問、株式会社エンジニア・プランニング顧問、ジャパンテクノリサーチ技術士事務所代表。