著者名:久米 隼
ジャンル:ボランティア
発売日:2024/10/15
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書籍概要
■ボランティアをさらに充実させて、次につなげていくために!
ボランティアは、自発的な「やってみたい!」「なにかの役に立ちたい!」といった活動者自身の意思が尊重され、「なにをしようかな」と考えるところから、すでに活動がはじまっているともいえます。このように、身近なことから気軽にはじめることができることも特徴のひとつです。
たくさん調べ、多くの人とかかわり、志を同じくする仲間などとともに活動をしていくボランティアですが、活動をとおして社会と向き合う中で、新たな発見があったり、出会いがあったり、学びがあったり、ボランティアは「誰かのため」であるものの、同時に活動者に自身が得られるものは少なくありません。
時には活動者自身の人生に大きな影響を与えることもあります。
本書は、そんなボランティアの活動をさらに充実させていくために、アイスブレイクや傾聴といった基本的なコミュニケーションのことや、企画の立て方や活動後の振り返りといった、ボランティアの輪を広げていく実践スキルまで、ボランティアの実践者や研究者などが議論を重ね「これだけは身につけておきたい」と厳選した基礎的な8つの実践スキルを、一冊にまとめました。
ボランティア入門書の「実践編」としておすすめしたい一冊です。
■本書は特にこんな方におすすめです
・ボランティアに取り組みたい/取り組んでいる学生
・ボランティアをご自身のステップアップのために役立てたいという方
(ボランティアを通してご自身が成長することは、とても良いことです!)
・地域活動などに参加しよう/参加していて、さらに充実させたいと考えている方
・なにか新しいことはじめようかな・・・と思っているみなさん
※すでにボランティアとして活動に取り組まれているみなさんも、ふと思い返しながら読めるようにお手元に一冊おいておくことをおすすめします。
※関連書籍として「これだけは理解しておきたいボランティアの基礎」とあわせてご活用いただくと、さらに理解が深まります。
【目次】
本書ではあえて章を細かく設定し、読みたいところから読めるようにしました。
序章 ボランティアの基礎としての実践スキル(久米隼)
第1章 アイスブレイク -ボランティアを豊かな出会いの場にしていくために(川田虎男)
第2章 傾聴 -ボランティアにおける信頼関係を構築していくために(皆川佳菜恵)
第3章 リーダーシップ -チームとして活動を展開していくために(甲野綾子)
第4章 ファシリテーション -思いを大切にしながら活動していくために(志塚昌紀)
第5章 企画の立て方 -ボランティアの先駆性・創造性を発揮するために(川田虎男)
第6章 プレゼンテーション -より多くの人の共感を得るために(志塚昌紀)
第7章 振り返りと言語化 -意義や成果を認識し次の活動につなげるために(関根由香里)
第8章 広報・発信 -仲間を集め、理解者を増やすために(岡秀和)
終章 2つの「気づく力」を土台に次につながる活動へ(久米隼)
著者紹介
編著者紹介
久米 隼(くめ はやと)
武蔵野短期大学幼児教育学科専任講師。専攻は社会福祉学、非営利活動論(NPO,ボランティア等)。立教大学大学院博士課程前期課程修了。大学院在学中から行政施策事業に取り組み、実践研究のため特定非営利活動(NPO)法人の専従職員(管理職)等として非営利組織の運営に携わる。その後、大学附属機関専門職(専任)、講師・指導補助(非常勤)などを経て現職。
社会的活動として、和光市教育委員会社会教育委員(議長)や認定特定非営利活動法人児童虐待防止全国ネットワーク(理事)、特定非営利活動法人共同生活推進協議会(理事)等にも取り組む。著作に『これだけは理解しておきたいボランティアの基礎』(単著、日本橋出版、2021)や『ほんきの保育を本気でめざす!--笑顔・素直・挑戦から生まれる「信頼される保育者」』(編著、花伝社、2024)などがある。
※2024年9月25日現在の情報です。