「海外との比較でわかる マンガ産業の現在と未来」を発売


書籍タイトル:海外との比較でわかる マンガ産業の現在と未来
著者名:金 孝源(キム・ヒョウォン)
ジャンル:実用書 > コミックス・劇画
発売日:2020/4/13
販売ページ:Amazon

書籍概要

近来のメディア市場におけるマンガジャンルは、デジタルディバイス基盤のコンテンツが急増していくことにより、印刷媒体での市場規模の減少が続いている。しかし、印刷媒体のマンガ市場とデジタルマンガの市場規模を合算すると、全体のマンガ市場規模は、大きく変わっていない。むしろ、デジタルコンテンツは、多様なチャンネルを通じて流通の効率性を高めていて、既存のマンガとは差別化した表現技法で、新たな生産メカニズムを生み出している。いわゆる、より多くのクリエーターが現れ、コンテンツの生産者と消費者が混在する市場となっていっている。

本書は、日本と海外におけるマンガ市場の比較・分析を通じて、マンガ産業の未来を考える学術研究書である。研究の区分としては、マンガ産業論とマンガ表現論で、進化しつつあるプラットホームとメディア市場の変化に適応するマンガビジネスのロードマップを提示することを目的とする。

著者紹介

金 孝源(キム・ヒョウォン) ペンネーム: キミョ

マンガ研究者・マンガの描き手・教育者。
・ 2006年 韓国の世宗(SEJONG)大学マンガ・アニメーション学科卒業。
・ 2015年 京都精華大学大学院で芸術学博士号を取得。 ・ 韓国の美術学院、日本のヒューマンアカデミー東京校・神戸校などでマンガの実技講師。
・ 京都精華大学マンガ学部客員研究員を経て、2016年より別府大学専任講師。
・ 日本マンガ学会会員。韓国アニメーション学会国際理事。

主な著書

 
◆ 学術論文 「オンライン漫画,インタラクティブアートとしての産業的価値」(ECシンポジウム論文集2014)、「日本デジタルマンガを巡る主要事業者に関する研究」(韓国アニメーション学会2014)、「日本と韓国におけるマンガ産業の比較論-新たなマンガビジネス構築に向けて」(国会図書館2015)、「知的財産権におけるマンガコンテンツ」(別府大学紀要2018)
◆ マンガ 『石の綿-マンガで読むアスベスト問題-』(かもがわ出版2012、共著)、マンガ教材『はじめて色覚にであう本』(カラーメイト2017、共著)、マンガ教材『食中毒注意報発令中』(大分県2018、共著)、マンガ教材『検査のまえによむ色覚の本』(カラーメイト2019、共著)