時代小説とは?
時代小説とは、読んで字のごとく過去の時代、過去の出来事をテーマとして書かれた日本の小説を指します。現在の日本においては、江戸時代を対象にすることが多いです。
また、ほぼ同じ意味として用いられている言葉に、「歴史小説」があります。
文学ジャンルでは、この時代小説と歴史小説は明確に区分されています。
時代小説は、架空の人物が登場することや、実在の人物が登場しても史実とは異なる展開をするのが特徴です。
一方で歴史小説は、メインの登場人物が歴史上存在した人物であり、主要なところはほぼほぼ史実に沿って進んでいく傾向があります。
売れている作品の特徴
時代小説の定義を振り返ることで、売れている作品の特徴が浮き彫りになっていきます。
というのも、史実をベースにした後、ストーリーの展開方法や登場人物の動かし方は著者に委ねられています。
ゆえに、売れている作品には「選択したテーマ」と「独自のストーリー展開と登場人物の動かし方」の組み合わせが良いという特徴が見られます。
より詳しく言えば、「題材にする出来事や人物の選択」と「史実をベースにした独自のストーリー展開と登場人物(架空・実在ともに)の絡み」という二つの要素について考えることが、時代小説において最も大切になるでしょう。
より読者を引き付ける題材は一般的に認知度が高い人物や出来事になります。自分が知らない人物や出来事がテーマの小説は、手に取りにくく、ハードルが高い印象があります。
また、選んだテーマ(出来事や人物)を膨らませ、いかに面白く展開できるかが大事になります。この部分は特に、著者の腕の見せ所と言えるでしょう。
この二つの要素の組み合わせ次第で、時代小説の魅力は大きく変わっていくと考えられます。まずは両者の組み合わせを意識して作品を構築していくのがオススメです。
原稿募集
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