「親と子の古代史―愛・葛藤と出家・不孝―」を発売


書籍タイトル:親と子の古代史―愛・葛藤と出家・不孝―
著者名:小林茂文
ジャンル:歴史・地理 › 日本史
発売日:2018/3/19
販売ページ:Amazon

著者コメント

あらすじ

男だって子育て。摂関政治の権力争いをするだけではなく、女児であろうと男児であろうと、誕生を喜び、男も子育てに参加した。
6~13世紀までの親と子の関係性を通観すると、愛を注いでいるが、みずからの生き方との葛藤も生じ、その相克を通じて思想を形成する。
子も出家に伴う不孝に葛藤しながら、仏教思想を獲得していく。
親子相互の関係性が社会を反映しており、現代親子関係を考察する参考になろう。

著者紹介

小林茂文(こばやし しげふみ)
1952年福島県郡山市生まれ
早稲田大学大学院文学研究科後期博士課程満期退学
日本古代民衆史専攻
予備校、中高校、大学(早稲田大学・慶應義塾大学・フェリス女学院大学・立正大学なと)の非常勤講師を経て
現在、予備校講師
〔著書〕
『周縁の古代史――王権と性・子ども・境界――』(有精堂、1994年)
『ニッポン人異国漂流記』(小学館、2000年)
『天皇制創出期のイデオロギー――女帝物語論――』(岩田書院、2006年)
『歴史のなかの「癩者」』(共著、ゆみる出版、1996年)