「ニュースの編集力学 ストーリーが人を動かす」を発売

著者名:森憲一
ジャンル:報道、メディア
発売日:2026/10/6

書籍概要

ニュースは事実を伝えています。
では、その事実はどのように私たちに届いているのでしょうか。取材され、選ばれ、編集され、構成されることで、私たちが理解できる形へと整理され、一つのストーリーとして目の前に現れます。
どの事実を取り上げるのか、どの順番で伝えるのか、どの映像や言葉を用いるのか。その選択の積み重ねが、私たちの理解や社会の認識を形づくっています。
情報番組の制作に携わりながら、大学で映像メディア論を教え、ニュースを送り出す側と受け取る側の双方を見つめてきた著者が、私たちがなぜ「分かったつもり」になるのかを手がかりに、ニュースがどのようにストーリーとして語られ理解されるのか、映像や数字が生み出す印象、SNSによる情報拡散とフェイクニュース、世論形成の仕組みを具体的な事例から読み解きます。
映像は現実を映します。しかし、現実のすべてを映すことはできません。フレームの内側には映るものがある一方で、その外側には映らないものがあります。情報を伝える側の論理や構造的な制約、受け取る側の感情や先入観。その交差するところに生まれる「ズレ」を理解することが、これからのメディアリテラシーには欠かせません。
情報の真偽を問うだけでなく、情報と人間の関係がどのようにつくられているのかを考えるための一冊です。

著者紹介

森 憲一(もり けんいち)
1992年放送局入社。
報道カメラマンを経て、情報番組やドキュメンタリーなどのディレクター、プロデューサーを務める。
大学非常勤講師。