「皇室のお姫様がキリスト教の学校に入学する可笑しな国 ― 隠れた日本の本質」を発売


著者名:林行雄
ジャンル:宗教、歴史
発売日:2022/5/25
販売ページ:Amazon

書籍概要

皇室のお姫様、眞子さま、佳子さまのICU(国際基督教大学)ご入学を切り口として日本人の心象風景、日本人の隠れた本質を探る。
 

本書 「はし書き」 より

東京都中野区JR中野駅に近いビルの1室で、現在、ビジネス英語ライティングアカデミーなる英語学校を経営している:http://nbewa.com/index.php
受講生は40名程度、私が指導している。或る時、最上級クラス「高度ビジネス英語ライティング特化講座」での講義で、英文に係りキリスト教思想に就いて説明していたところ、話しが逸れて秋篠宮佳子様のICU入学の話題となった。そのとき、受講生の一人が『皇室の御姫様がICUですか・・・』と呟いた。これが本書執筆のきっかけである。
彼は生粋の京都人。京都に生まれ、京都大学法学部卒で金融関連従事、高校時代、父親の赴任に伴いロンドンに数年滞在、職場でもロンドンのビジネススクールに派遣された。セント・ポール大聖堂、ウエストミンスター寺院等、キリスト教文化にも触れた彼からの『皇室のお姫様がICUですか』の言葉、考えてみればこれはとてもおかしい。
若し英国王室であれば、Royal Family の誰かが、異教の大学に入学するなんて、許される筈もない。万が一、そんな事が起これば、すぐに、王室廃止の議論を呼ぼう。王室のお姫様がイスラム大学とか仏教大学に入るなんて事は起こり得る筈もないのであるが、それも、日本国では全く大丈夫。
議論にもならないと云うか、全く無頓着で国民は寧ろ歓迎している。ICU素敵だなあ、いいなあ、“オメデトウ”みたいな感じである。よく考えればこれほどに不思議なことも考えにくい。
天照大御神の直系とされる天皇を戴くこの国にあって、不可思議なこの現象、一体全体、これは何なのであろうか。そして、この国の宗教観とは・・・この大きな謎に少しでも迫りたい。 

著者紹介

林行雄
1947年生まれ。
60歳まで製薬会社にて海外渉外従事。
現在ビジネス英語ライティングアカデミー代表・講師、ジェトロ認定貿易アドバイザー、日本商工会議所主催第44回(1994年度)商業英語検定(A級)にて最優秀合格賞受賞
法大工学部機械工学科(1973年)、中大通信教育課程法学部(2005年)、早大第二文学部文学・言語系専修(2007年)、早大文学部教育学コース(2011年)、日大通信教育課程文理学部哲学専攻(2021年)卒。
著書
『ビジネス英語の真髄』(開拓社 2004年)