「終活は済ましてきたので早く眠らして欲しい」を発売


著者名:林 良彦
ジャンル:医学・薬学・看護学・歯科学
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作品概要

この物語はスピリチュアルな痛みを感じている終末期患者さんに対して、苦痛緩和のための最後の手段としての「鎮静」と「安楽死」という、全く異なる行為とも、良く似た行為ともいえる医療を行うか、行わないかを判断せざるを得ない場面に直面し、患者さん、ご家族、医療者も葛藤している物語です。
何が正しくて何が間違いか、正解を導く方程式というものはありません。学会では一応、鎮静に関するガイドラインが存在しますが、それにのっとって施行したとしても簡単に割り切れるものではありません。一例一例深く深く時間をかけて皆で話し合う時間が必要です。結論を導くのが難しい問題ですが、いかにわれわれが、そして患者さんのご家族までもが悩んだのかを皆さんにも知って欲しい、そして一緒に考えて欲しいと思い敢えてエッセイにしました。
作品中には学会の報告や文献的な考察を踏まえて葛藤を克服していった過程の記録もあります。それは「鎮静」の記憶が失われていったためではなく、血となり肉となっていった過程です。

こんな方におススメ
1)緩和ケアに携わっている医療者、人の生死に関わっている人々への
一服の清涼剤として
2)医療、看護、介護を学んでいる学生さんに対する教科書、グループワーク
の教科書として
3)鎮静と安楽死を考える哲学者、法学者、社会学者などに医者としての考え方を知る教科書として
4)緩和ケア病棟がどんな場所か、何ができる場所なのかイメージが湧かない人たちに最期までの日々を過ごす選択肢の一つとして、積極的に緩和ケア病棟を選べるエッセイとして。
5)緩和ケア病棟で起っている出来事を知るエッセイとして

著者紹介

林 良彦(はやし よしひこ)
フリーランス緩和ケア医師
1981年3月九州大学医学部卒業